2026.5.18
上司に「理解されないかも」と感じたときに。職場復帰後の信頼関係のつくり方
著者:加藤愛子

育休明けの職場復帰後、多くの人がぶつかるのが「子どものことで休む時、周りにどう思われるのだろう」という見えないプレッシャーです。
子どもの発熱、保育園からの呼び出し、予定外の欠勤。そうした出来事そのものもしんどいのですが、本当に気持ちを削るのは、そのたびに「迷惑をかけているかもしれない」「理解されていないかもしれない」と自分の中で不安が膨らんでいくことだったりします。
今回のポッドキャストで印象的だったのは、まず「人は変えられない」という前提に立つことでした。職場には、理解してくれる人もいれば、理解しようとしてくれる人もいる。どうしても自分の状況を理解してもらうのが難しい人もいます。その全員を変えようとするのではなく、自分がコントロールできることに意識を戻す。自分の状況を整理すること、自分が仕事にどう向き合いたいのかを言葉にすること、それだけでも関係性は少しずつ変わっていきます。
もう一つ大事なのは、「伝える」ことです。思っている以上に、周囲は何も知らないまま自分を見ていることがあります。だからこそ、復帰直後の数ヶ月はまだ育児とのバランスを探っていること、仕事に対して本気で向き合いたいと思っていること、不安に感じていることを率直に話してみる。その一歩で、勝手に作っていたプレッシャーがほどけることもあります。
そして、全員に好かれようとしなくていい、という話もとても現実的でした。目指したいのは、仲良くなることより、リスペクトし合える関係をつくること。仕事を通して信頼を積み重ね、自分を理解してくれる人、支えてくれる人を増やしていく。その積み重ねが、働きやすさを大きく変えてくれます。
職場復帰は、完璧にこなすことがゴールではありません。試行錯誤しながら、自分に合う両立の形を見つけていく時間です。もし今、理解されないことに苦しさを感じているなら、一人で抱え込まず、まずは信頼できる相手に自分の言葉で伝えてみる。その小さな行動が、次の安心につながるかもしれません。